新潟/小中川郵便局

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(確認前のデータ)
・スプーン(変形)
・菖蒲御前在所跡碑
・ツバメ
・弥彦山

(使用開始:平成12年12月12日)

燕市です。
外枠のスプーン(先割れスプーンでしょうか?)は特産品、ツバメは市名、そして背景が弥彦山。
菖蒲御前(あやめごぜん)は源頼政の妻です。隣の新潟市にある菖蒲塚古墳(あやめづかこふん)には菖蒲御前が葬られたという伝説があるそうです。…が、この燕市の碑がどういったものなのかはいまいちよく分かりません。
また、よく見るとこれらの合間を縫って中央に川のようなものと、さらにその奥に塔のような建造物が描かれています。これも何だか意味がありそうな感じです。
これらは何を表しているのか、質問してみました。
………………………………………………………………

お返事です。
・スプーン(変形)→正解
・菖蒲御前在所跡碑 →正解(市内関崎にあります)
・ツバメ →正解
・弥彦山 →正解
・川と塔 →「中ノ口川と水道の塔(燕市旧浄水場配水塔)です」

川と塔にはちゃんと設定がありました。聞いて良かった。中ノ口川は局の東側を流れる川(信濃川の分流)ですが、それを市の中心方面へさかのぼっていくと右手に水道の塔が建っている、そのイメージでした。
水道の塔は燕市のシンボル的な存在で、平成25年に登録有文になっています。
登録有形文化財 燕市旧浄水場配水塔|燕市

そしてこの風景印の主題である「菖蒲御前在所跡碑」についてですが、結局実物にたどり着く事ができなかったので、その後燕市役所にもメールを出し、教えていただきました。局の西側、北陸自動車道の手前の畑の中に立っているそうです。
ということで、最近になって実物を見に行ってきました。
現地は本当に畑の中で、標柱がなければ見つけられないだろうというような場所にありました。大きな柿の木のそばにひっそりと建っています。向かって左に彫られている碑文はほとんど読めなくなっていました。

拡大図。柿の実がいっぱい生ってていい感じ。


その足で局へ寄ってみたところ、なんと作成当時のたとうをいただきました。これは立派。ありがとうございます。


裏側に書かれていた意匠の説明。


「当局正面にそびえ立つ父なる弥彦山と母なる中ノ口川、燕市のシンボルでもある水道の塔をバックに菖蒲御前在所跡の碑のまわりを燕(つばめ)が元気に飛んでいる様子を表しました。枠は生産日本一を誇る燕市の洋食器をイメージしました。」

なんだ、ちゃんと詳しい説明があったのか。
この説明、使用開始時の郵趣ウィークリーではこんな風に書かれていました。
「菖蒲塚、弥彦山、つばめを配し、枠はスプーンをイメージ。」
この段階で、単なる省略を超えた改変が行われていることが分かります。個人的な注目ポイントは、外枠の説明がオリジナルの時点ではフォークでもスプーンでもなく「洋食器のイメージ」だったことです。これ、郵趣ウィークリーの通り「スプーン」だとすれば所謂「メロンスプーン」の類だと思うんですが、それって洋食器の中ではマイナーな部類なんですよね。市内の史料館や物産館で山ほど洋食器を見ましたけど、このタイプのスプーンはものすごく少なかったです。敢えて外枠に採用する理由がないというか。外枠を忠実に言葉で表現するなら「フォークともスプーンともつかない、でも洋食器だと分かる形(=洋食器のイメージ)」ではないかと思います。

たとうには菖蒲御前在所跡碑の説明も載っていました。その出典を探してきたので載せておきます。(たとうにはこれがそのまま引用されていました)

(『越佐歴史散歩 下越編』野島出版 (1973))

最後の数行に頼政のご当地伝説が書かれています。頼政のご当地伝説と言えば、以前石川県の中居局でも「頼政燈籠」の話がありました。こういうの、ゆかりの地それぞれにたくさんあるんでしょうね。

中ノ口川と水道の塔も見てきました。塔の上流の県央大橋から見た風景。


橋のたもとには燕のモニュメント。


塔はレトロな外観ですが、近くまで行ってみたら割と現実感のある風景になっていました。


窓から中を覗いたところ。見学用に整備されていました。団体客を対象に、要事前申込ですが公開しているそうです。


近くにあった燕市産業史料館にも寄ってきました。


市内の洋食器産業の歴史の展示、内容が超充実していて面白かったです。スプーンコレクターが遺したコレクションの展示もあって、一生分のスプーンを見た気が。食器以外に煙管などの日用品もあり、清水次郎長愛用の煙管なんかも置いてありました。
↓幻のオリンピックカトラリー。中止になった1940年の東京オリンピック用に作られたもの。


↓ノーベル賞晩餐会カトラリー。金色のは柄に可愛い魚の彫刻がついてました。


小さいスプーンの制作体験もできます。3工程ぐらいで簡単に作れて無料。穴が開いているのでストラップにも。


ポストカードがいろいろあって良かったです。コレクターが集めた珍しいスプーンのカードと、あと煙管デザインのカードが各数種類ずつ。1枚50円。館内には記念スタンプはなかったので、燕駅のスタンプを押しておきました。燕局の風景印で差し出し。

・特産の食卓用金物
・輸送船
・世界地図
・地名にちなむツバメ

(使用開始:昭和30年3月1日)

館内は休憩スペースが広く、デザイン関係の本がたくさん置いてあり、ちょっとした休憩にも最適な空間になっていました。局以外の観光ではこことあと分水町の大河津資料館(分水局の風景印に出てくる大河津分水路の資料館。最上階に展望スペースあり)に行きましたが、どちらもとても面白かったです。

お返事ありがとうございました。

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