広島/豊松郵便局

(確認前のデータ)
・ふるさとの山として親しまれている米見山を描き、村の花すいせんと道標を配す
使用開始:1985(昭和60)年8月14日
神石郡神石高原町(旧豊松村:とよまつそん)です。
画面右下に描かれた2つの物体について「道標」と説明がありますが、あまり道標らしくはない外観です。といって、じゃあ何なのかと言われてもよく分からない形。
これは何を表しているのでしょうか。質問してみました。
お返事です。
豊松局「これは、昭和56年11月に道路拡張工事で地下1.5mから出土した五輪塔です。現在は、町内の『幸運仏』という恋愛パワースポットに安置されています。」
何だかすごく意外な返事が来ました。
↓これのことですよね。
パワースポット│広島県神石高原町の施設案内
ページの記述を引用すると、
「道拡張工事の際、地下1.5メートルのところから2基の五輪塔が掘り出されました。 夫婦墓であろうと地域の人たちが供養したところ、とたんに地域の者の内から5組の結婚話が成立しました。 たちまちこの噂は広がり、2基の五輪塔はいつからか「幸せを運んでくれる“幸運仏様”」 と呼ばれるようになり、地域の人たちで幸運仏世話人会をつくり大切に奉っています。」
ということです。へえ…。
これ、一つ気になったんですが、五輪塔が安置されているお堂の写真はたくさん出てくるものの、五輪塔自体の写真が全然ないんですよね。
一応実物を確認したい。ということで、広島県立図書館のレファレンス担当さんに写真を探していただきました。お忙しい時期にありがとうございます。
↓1件だけありました。小さいですが、確かにお堂の中にペアの五輪塔が。ほんとだ〜。

(「ふるさと豊松の文化」豊松村教育委員会/編,1984 p.33)
幸運仏は局から北へ3kmぐらいの所にあるそうです。
車で回られる方は良かったら一緒に訪問してみてください。
お返事ありがとうございました。
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