京都/向日物集女郵便局

0

(確認前のデータ)
・物集女車塚古墳と出土品
使用開始:1994(平成6)年6月1日

向日市です。阪急京都線の西側。題材になった物集女車塚古墳は、局前の道路を駅方向に300mぐらい南下したところにあります。古墳時代後期の前方後円墳で、2016(平成28)年に国史跡になっています。
「出土品」と称して人物のようなものが描かれていますが、これは埴輪か何かでしょうか。でも埴輪だったら「埴輪」って書くような気もするし、また別なものかもしれません。あまり情報がないので、先日百舌鳥局へ行った後に向日市まで移動して、図書館で発掘調査報告書を見せていただきました。(今回は局への質問はしていません)

表紙をめくると、↓いきなりありました。まさにこれです。今回は早かった。

*向日市埋蔵文化財調査報告書 第23集(物集女車塚)図版編 1988年3月15日発行 向日市教育委員会/編

これは墳丘から出土した器台の口縁部についていた、装飾と考えられる人物小像だそうです。図版によると高さは7cmぐらい。埴輪ではなかった。ちゃんと読んでみて良かったです。

(*同上 図版編・図版84、本文編・p.166)

以下に解説を引用します。
(44)は、人物小像で、何らかの器財を両手で支え右肩にかつぐ。下端は剥離面をなす。それは小像の右から左の方向へ下降傾斜する平面であることから、本来は上面が平坦な器台口縁部あるいは壺肩部に取り付けられていたと推定できる。人物正面は土器本体部の円周に沿う方向に向かう。小像自体は、棒状粘土塊の上部をくびれさすことによって頸部を形成し、頭部は丸い。顔面には、小棒状工具を用いて3点の刺突を行い、目・口の表現とする。両腕は粘土塊を貼り付けて形成し、右胸前で組んで、棒状を呈する器財を支え、それを右肩に担ぐ。器財の先端は欠損する。他古墳出土の鍬をもつ人物(農民)埴輪と姿態が類似するので、本例右肩上のものは鍬柄であるかもしれない。
(*同上 本文編・p.168)


図書館から古墳までは1kmちょっとあるのですが、折角なので現地を見てきました。
これは道路側(南東側)から見たところ。墳丘がきれいに整備されて、国史跡に指定された際に作られた石碑が建っています。写真手前が前方部、奥が後円部。


古墳の入口は↑この写真の対角にあります。
↓入口(後円部側)に回ったところ。入って反時計回りに進むと、後円部の南側に設けられた横穴式石室の入口まで行けるようになっていました。


石室は通常非公開で、時々臨時で公開されているのですが、ちょうど来月そのイベントがあるようです。スタンプラリーの文字が気になる。
↓詳細はこちらから。
史跡めぐり 大発見向日市〜向日丘陵の古墳を歩く〜


風景印に描かれていた出土品の公開状況について向日市の教育委員会の方にも質問してみたところ、特に常設展示等はされていないということでした(残念)。これまで何度か市の文化資料館(図書館の隣にある)で展示されたことはあるが、今後の展示予定は未定。一応、事前に申請書を郵送すれば見学は可能だそうです。

これは古墳の周囲にあった解説。


古墳から局までは徒歩数分程度です。さっきの発掘調査報告書をコピーしてきたので、記念に押印していただきました。ナイス押印。ありがとうございました。
関連記事
スポンサーサイト



0 Comments

There are no comments yet.

Leave a reply