福井/中藤島郵便局

0

(確認前のデータ)
白山を背景に、九頭竜橋、スイセン及び四天王但馬守事跡碑を描く。
(使用開始:平成10年10月10日)

(5〜6年ぐらいずっと下書きにあった記事を発掘したので、今更ですが公開します)

福井市です。局住所は福井市舟橋で、九頭竜橋の南側にあります。
解説文や印面の石碑には「四天王(してんのう)」但馬守、とありますが、これは誤字で、正しい名前は「四王天(しおうてん)」但馬守といいます。珍しい名前ですね。


九頭竜橋以前に当地にかかっていた舟橋(地名の由来でもある)の橋奉行を務めた人です。
単純な誤字ですが、これ、その後どうなったでしょうか。ちゃんと修正されたのかな。
気になるので訪問してみました(※2017年の話です)。
↓局舎はこちらです。古い看板とエンブレムが立派でした。


まずは現在の風景印を押印していただきました。


↑あっ、ちゃんと「四王天」に修正されてる!
現在は使用開始時とは局長さんが替わっており、修正時期ははっきりしないのですが、正しい表記に直っているそうです。良かったです。
それにしてもいつ頃変わったのだろうか。収集家向けの告知はありませんでしたし、使用例から特定するのは難しいかもしれませんね…。

石碑の実物も見に行きました。


石質が柔らかいのか、碑文が崩れて(はがれて)一部読めなくなっていました。だいぶ危うい感じ。
隣の新しい碑には「舟橋」の由来が書かれていました。元は柴田勝家が架けた橋だそうです。


局では風景印の解説もいただきました。「通信文化新報」という業界紙の連載記事です。詳しいので是非一読を。この記事では既に「四王天」になってますね。
後で調べたところ、これは使用開始3ヶ月後の記事でした。この頃には既に印面も修正されていたのかもしれません。

(「平成風景印物語」通信文化新報 1999年1月25日)

通信文化新報の風景印記事は、1998年から2007年まで通算245回にわたって連載されたもので、当初は「平成風景印物語」、2000年4月10日からは「ふるさと風景印物語」と名前を変えて続きました。「ふるさと〜」になってからは定番系の無難な内容に変わってしまったのですが、「平成〜」時代は当時使用開始した局の紹介が時々あって面白いです。国会図書館にバックナンバーがあり、私は数年前に通って読みました(去年出した同人誌にリストがあります)。
この記事には「題材には地名ともなった舟橋を選びたいとの希望もあったそうだが、現存するものをとの規定もあり、選定することができなかった。」とあります。この「現存しないものを描かない」という縛りは、民営化前の風景印について調べる過程でよく耳にしました。個人的に聞いたのは古川稲葉局の時と、あとこの「通信文化新報」内でも、岡山県・落合局(1998年11月23日掲載)の回などにそれらしき内容が書かれています。
民営化前は「ゲゲゲの鬼太郎」「仮面ライダー」「水戸黄門」みたいなキャラクターのモニュメントを描く、という風景印が時々作られましたが、キャラクターそのものではなく「実在するモニュメント」を描く、というのも、この縛りに対する回避策なのではないか…と個人的には思うのですが、どうなんでしょうか。民営化後はこの縛りはだいぶゆるくなっているように感じます。

お返事ありがとうございました。
関連記事
スポンサーサイト



0 Comments

There are no comments yet.

Leave a reply