岡山/成羽郵便局

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(確認前のデータ)
・備中神楽の中心となる神武速素戔鳴尊(かんたけはやすさのうのみこと)の舞
(使用開始:昭和50年10月13日)

高梁市です。使用開始時は川上郡成羽町(かわかみぐんなりわちょう)でした。
備中神楽はこのあたり一帯で行われている神楽で、他にも新見局(新見市)の風景印にはタケミナカタの面が登場します(これもすごいインパクトです)。
備中神楽には元々あった荒神神楽(こうじんかぐら:神事舞を中心としたもの)と、江戸時代後期に神話を元に作られた神代神楽(じんだいかぐら:芸能色が強い演目。天岩戸開き、国譲り、大蛇退治、吉備津の4つ)があって、中でも人気の高い演目の一つが素戔嗚(スサノオ)の大蛇退治だそうです。ちなみにスサノオの表記には揺れがあり、「素[戔盞][嗚鳴](男)尊」の組み合わせの他、「須佐之男命」などとも書かれます。
↓こちらに写真と面の解説が。
大蛇退治/おく山のお便り

意匠に描かれているのがスサノオだということは分かるのですが、その頭にくっついている「神武速(かんたけはや)」とは何でしょうか。
神様の名前の前に美称として「速(はや)」「建速(たけはや)」等をくっつけることがある。というのは何となく知っていましたが、「神武速」は見たことないし、検索しても出てきません。ほんとにこの字で合ってんのかな。誤字でないかどうか一応確認したい。
備中神楽を紹介した書籍等をいくつか見てみましたが、いずれもスサノオは「素戔嗚尊」としか書かれていません。でも意匠の説明に「神武速」と書いてあるってことは、どこかにそう書かれている本なりパンフなりがあるってことなんですよね。
気になる「神武速」の出典はどこなのか、質問してみました。
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ハガキの返信とは別にお電話もいただきました。ありがとうございます。
「スサノオが描かれていることは間違いないんですが、『神武速』の意味するところはよく分かりません。すいません」
予想はしていましたが、やはり分からないそうです。残念だけど仕方なし。

この話はその後4年ぐらいそのままだったんですが、最近になって突然正解が降ってきました。
時間があったので未解決事例を順番に再検討していた時、ふと思い出して備中神楽に関する本を探し直すことに。
すると、神楽の言い立て(セリフ)をまとめた本がヒットしました。神楽のセリフは基本的に口伝なので、その一部とはいえ活字にしたものは少ないんだそうです。
その中に、

(備中神代神楽/備中神楽保存会 昭和29年刊)

↑スサノオが自己紹介する場面で「神武速素戔嗚男尊」と言ってました。これかー!
まさか自分で名乗ってるとは思わなかった。探せば見つかるもんです。

備中神楽の大蛇退治の場面を動画で。神代神楽は通常は風景印のように面をつけて演じますが、この場面のような荒舞は素面(面をつけない)で演じるそうです。結構狭い場所でやっていて、客席との距離が近いので迫力あります。あと大蛇の動きが面白い。近くで見てみたいです。


気になるお土産、備中神楽面最中。スサノオもタケミナカタも仲良く最中化。風景印に登場するアイテムの最中は種市の「南部もぐり」以来ですね。
備中神楽面最中 | | おかやまの銘菓,最中(もなか)

お返事ありがとうございました。
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