静岡/浜松上新屋郵便局

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(確認前のデータ)
・町のシンボルマークである将棋の駒
・上新屋橋からの桜並木
・馬頭観音

(使用開始:平成11年10月1日)

浜松市東区です。遠州鉄道「曳馬」駅の東側。遠鉄、初めて乗りましたが異様に初乗りが安いですね。(120円)子供料金かと思いました。
町のシンボルマークとありますが、具体的にどんな場面で使われているものでしょうか。訪問したので質問してみました。
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「浜松まつりの凧印です。昔、将棋の強い人が多かったそうで駒の形に」

あ、なんだ凧印か。言われてみれば。地元の人なら常識でした。
浜松まつりのガイドブックに、簡単ですが将棋の話も載っています。

(「浜松まつり 公式ガイドブック」)

簡単に終わるかと思われた話でしたが、その後に意外な伏兵がありました。
凧印以外の題材も見て帰ろうと、場所を教わって行ってみることに。
まずは馬頭観音。場所はこちらです。


行ってみたらすぐ見つかりました。外側と、その中身。



こうして見ると、風景印はかなり馬寄りにデフォルメされてますよね。面白い。

続いて上新屋橋。馬頭観音のさらに向こうの川にかかっています。
局に風景印作成当時の資料(題材3つの写真を台紙に貼ったもの)があったので見せていただいたんですが(ナイス!)、そこにはこんな橋の写真が貼ってありました。


描かれているのは橋の北西側から見た風景で、付近で桜が一番綺麗な区間だそうです。古い橋の向こうにもう1本銀色のアーチがかかっているんですが、それは作画の過程で省略されているとか。へ〜。

行ってみたらありました。写真通りの橋が。


これが上新屋橋…。と思って柱を見たら、あれ?


「今枝染工橋」って書いてある。何だこれ、名前が違うじゃないか。「今枝染工(いまえだせんこう)」は付近に実在する会社で、それをそのままつけたという珍しい名前の橋でした。
しかも、付近には狭い間隔で何本か橋があるんですが、今枝染工橋の1本南に「上新屋橋」という橋が別にあるんですよ。地図で言うとこうです。


↓ちなみにこれが上新屋橋。この画像の右奥に先ほどの今枝染工橋があります。


…どっちが正しいんだろう?
可能性としては
1)本の説明が間違っている(本当は今枝染工橋と書くべきところを上新屋橋と書いている)
2)局の説明が間違っている(本当は上新屋橋を描いているのに今枝染工橋が描かれていると思い込んでいる)
の2つなんですが、でも局にちゃんと写真が残っているし、「今枝染工橋が描かれている」ことは間違いないと思うんですよね。
局に帰ってもう一度聞いてみましたが、結局真相は分かりませんでした。

今枝染工橋から北側を見た風景。川もすごく綺麗でした。春になったら来てみたいです。
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